ピートモスと鹿沼土の混合用土を作り込む

必ず成功するブルーベリー栽培の秘密
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前回は「ブルーベリー栽培の休眠枝挿しの手順とポイント」と題して、ブルーベリー栽培のために充実した1年生枝を用いる休眠枝挿しの手順とポイントを図解で説明させていただきました。

今回は、ピートモスと鹿沼土の混合用土について解説させていただきたいと思います。

ブルーベリーの挿し木でポイントとなるのは、用土にピートモスと鹿沼土を用いることであることはすでにお伝えしてきましたが、ピートモスだけの用土に挿し木をすると、発根後に根が絡み合って鉢上げする時に移植しにくいですし、挿し木床が多湿になって発根も劣る傾向にあります。

挿し木用土のpHは4.5~5.5の範囲が望ましく、pHがこの近似値を示す素材のピートモスと鹿沼土の混合用土が最も適しています。この記事の目次

それでは混合用土の割合は?

ピートモスと鹿沼土の混合割合は、ピートモスが50~70%、鹿沼土が50~30%程度となりますが、ピートモスも多くなり過ぎると過失になりやすく、鹿沼土が多すぎると乾燥しやすくなります。

発根しにくい品種であるスパルタンやブルークロップなどでは、鹿沼土の割合をやや多めにして通気性を高める方が望ましく、鹿沼土の代わりにパーライト、砂、バーミキュライトなどを用いても良いのですが生のおが屑だったり籾殻などは適しません。

ピートは湿らせてから混合しよう

ピートモスは乾燥状態で輸入して販売されているのですが、鹿沼土と混合する場合は、ピートモスを容器に入れて水を加えて手で攪拌しながら十分吸水させたものを用います。

乾燥したまま混合して挿し木床や箱に入れてから散水してもピートモスが吸水せずに鹿沼土と分離してしまうのでピートモスはあらかじめ水を含ませてから混合します。

挿し木床は、地面に直接枠を作り、そこに用土を入れてもいいのですが、排水不良や雑菌による病気の発生などが問題となりやすいので、底部に多数のメッシュ状のような小穴の空いた市販のプラスティック製挿し木用箱を用いるのが便利です。

箱のサイズは12~15cmくらいがベストで用土は毎年新しいものを用いることが重要となります(昨年使用した用土に挿し木をして全滅させていまったことがあります)。

一度使用した用土は、病原菌が繁殖していたり、桃の樹にあるような「忌地」が発生する可能性もあるのです。

この記事のまとめ

混合用土は品種によって最適化に努めましょう。

用土は湿らせた状態で箱の深さ1杯に入れることが重要なポイントとなり、この箱に深く刺すことで、夏季の乾燥が防ぎやすくなります。

次回は挿し木の手順とポイントについて解説させていただきます。