ブルーベリーの株元には有機物マルチがマストアイテム

必ず成功するブルーベリー栽培の秘密
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前回は「ブルーベリー栽培は水の確保に全力を捧げろ」と題して、株元が乾いていたら、まずは潅水という作業が大切だという話をさせていただきました。

くれぐれも生育中における土壌の乾燥には注意しましょう。

ブルーベリーの定植の1年前から土壌矯正をおこなう」でも紹介させていただきましたが、ブルーベリーを定植した後に、株元を中心に地表面を有機物でマルチのように覆ってあげると、生育の助けとなります。

土壌の浸食防止、物理性の改善、水分保持、地温上昇防止、雑草防除などの効果も期待できるでしょうし、この有機物マルチは、ブルーベリーの根に共生する菌根菌の活性化にも役立ちます。

この有機物マルチはアメリカで開発された技術で、ノーザン・ハイブッシュの栽培地域はこの技術が貢献した事は間違いのない事実です。

有機物マルチの素材

この有益な資材の素材には、分解が遅く、肥料成分が少なくて、成分の溶出しにくいバーク(樹皮)や木材チップ、おがくず、キノコ廃菌床(堆肥化させる)、籾殻などが適しています。

私の農業生産法人では、鉄コーティングという技術で酒米の山田錦を広域で栽培していますが、そのおかげで籾殻には事欠きません。

そこで籾殻をあらゆるところで有効活用していますが、暗渠に使ったり、畝間に敷き詰めてフカフカにしたり本当に優れている資材と思います。

また、菌床椎茸の産地化にも取り組む法人も運営しており、農業生産法人の方へ持ち込み、廃菌床を堆肥化させて使っていますが、これについてもかなり有効な資材だと考えています。

木材チップなども圃場まわりにある廃材の賦存量にもよりますがチッパーを用意すれば容易に準備できると思います。

木質ペレットなどに加工したりしますから、そういった事業者に問い合わせてみるといいかもしれませんね。

有機物マルチの効果は、耐暑性の優れるラビットアイやサザン・ハイブッシュでも高く、地下茎(リゾーム)が地表下を横に広がって株が成長するローブッシュでも、地上部でも、地上部の3分の1ほどを有機物マルチで覆うことによってその中でリゾームが発達して株が広がりやすく、樹勢が強まります。

ノーザン・ハイブッシュの苗木を定植したのなら、特に重要な作業となりますのでピートモスの施用と合わせる事がブルーベリー栽培の基本中の基本となります。

私の農業生産法人ではブルーベリーを長野県の高冷地の黒ボク火山灰土壌で地下水位が50cmほどで保水性と通気性に優れた地域で栽培していますが、15cmほどの厚みで有機物マルチをしてやって潅水を抑えめに乾燥に弱いノーザン・ハイブッシュで成功しています。

次回は有機物マルチの積み方についてさらに深掘りした情報をお伝えさせていただきます。