第7話 うちのナスは1株あたりの収量が多い秘密

10倍儲かるナスの栽培アグリハック
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前回は「第6話 ナス畑のデザインで病害軽減して利益アップ」と題して、夏秋ナスに襲いかかる病害を低減させる【アグリハック】を提案させて頂きました。

今回はその【アグリハック】で栽培すると何故、収量が大きくアップするのかを説明させていただきます。

何故、収量が増えるのか?

ナスの株を観察していると面白いことが分かります。

ナスの株というよりも「ナスの樹」と呼べるようになってきると、誘引ごとに独立して生長していくように感じます。

肥料分や水分は共有しているもののそれ以外はそれぞれの枝から発達したところから補給しているのです。

夏秋ナス栽培では面積当たりの株数が少ない方ですが、わたし栽培の実績では10アールあたり、11トンあまりの収量があります。

その秘密は主枝の上の節から出た側枝に果実を着けて、収穫時に軽く切り戻すことでこの収量を実現していると考えています。

ナスの樹は株当たり3~4本の主枝がありまして、それぞれの主枝に約10個の果実を着けます。

しかし、それだけでは30~40個程度しかとれません。

そこから観察を続ける中で、ナスの面白い特性を発見しました。

ナスは主枝の上の節から出た側枝に果実を着けるので収穫時に切り戻すようにしてやると、下にある芽が成長して、そこから何回も収穫できるのです。

この特質を最大限に引き出すためにナス栽培の【アグリハック】を開発したのです。

技術的には実に単純です。

それは特定の腋芽を残しながら、果実を収穫するだけです。

ほとんどの果菜類では、腋芽をかき取りますがこうすることで株に近いほど早く発生し、勢いが強いので発生回数も多く、収穫できる果実の数が多くなるという仕組みです。

平均して4回収穫できると、平面3本仕立ての場合でも、それだけで120果以上の収穫があがります。

これで1株から実る果実を概算すると約160個ものナスが収穫できるわけですが、この技術は単純ながら非常に効果が高いので是非、身につけておきたい技術といえます。

この【アグリハック】は一見、面倒そうですが作業リズムを掴めると収穫時間に大きく影響しないので、次ページにてこの多収技術のポイントを4つ紹介させていただきます。

ナスを多収していくポイントを4つ紹介します。

  1.  株が過繁茂にならないように注意して、内部まで十分な光を当てる。
  2.  誘引にも気を使ってナスの枝が太くなるよう心掛け、十分な養水分の通過をスムーズにする。
  3.  ナス栽培のステージごとに必要な肥料成分を適切なタイミングで必要量だけ施用する。
  4.  病害虫を予防する畑のデザインを行い、ナスの実を放置しないようにして樹が弱らないように心掛ける。

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