第12話 ナスの成り疲れの防止と収穫の時期別変動を平準化方法

10倍儲かるナスの栽培アグリハック
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前回は「第11話 ナス栽培に日射制御型こけら落とし自動灌水装置」の提案について共有させていただきました。

今回は通常の夏秋栽培に起こる、「成り疲れ」の対策について解説させていただきたいと思います。

「成り疲れ」ってなに?

ナスを収穫していると一時的に収量がさがってくる現象があり、これを「成り疲れ」といいます。

わたしの畑では、だいたい7月の第4週に収穫のピークがきた後に8月第2週に収量がさがってきて8月第4週にまた回復してくるというような栽培のステージによって収穫量が変動していました。

これは、ナスの実を取るために必要とする部分に日照量が不足していることや養水分が不足していたりするのが主な原因です。

日照不足は、梅雨の日照不足もありますが人的な原因がナスの葉が過繁茂になって若い脈芽に光が十分当たっていないことで起こります。

こうなってしまうと充実した腋芽が出ませんし、健全な花も着きません。

やってしまいがちを避けるための注意点

それは肥料の「肥効が切れて」生育が停滞してしまうことです。

花の質は悪くなると実の形状にも大きな影響を与えます。

諸条件が好条件の状態で維持すれば、速やかに回復して多くの花を着けるようになります。

実はそこが最大の落とし穴なんです。

ここで一気に大量の花を結実・肥大させたために、樹が衰えてしまうのです。

そして急に花が咲かなくなるか遅れるようになります。

樹に蕾や咲く前の花、開花した花、幼い果実、収穫が近い果実などいろいろなステージの花が常に偏らず多様性を維持しているのが理想的です。

しかしながら一定した花数や肥大中の果実がある理想的な状態を維持するといっても簡単ではありません。

梅雨の中期や花がたくさん咲く時期に弱い花や芽、不良果を摘除してやることで樹の負担が減るので収穫量がより平準化するのです。

細かなことですがここに手を入れてやるかどうかで年間収量に大きな影響を与えるので意識して取り組みましょう。


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