第16話 ナスの生育ステージを分解して再構築

10倍儲かるナスの栽培アグリハック
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前回は「第15話 ナスの秀品率アップが利益率アップにつながる」と題して、秀品率を上げていくことが農家にとっての中庸をいく戦略ですよという話をさせていただきました。

今回はナスを初めて栽培する人にも分かりやすいように、ナスの生育ステージごとに分解してナスの「見える化」をはかりたいと思います。

収量は果実の数に比例

当たり前のことですが収量は、株数と一株当たりの収穫量の積になります。

千両ナスの場合、適性な大きさで収穫をせず放置すると、肥大化が進んで500g位の重さになります。

私は出荷するナス一個の重さを、だいたい120~150gの重さで収穫しておりまして、収穫量は果実の数に比例するので、果実の数が分かればおおむねの収量を知ることができます。

したがって、株当たりの果実数は主枝になる果実と主枝の上に出てくる側枝になる果実の合計になります。

果実の数は開花した花数から結実せずに落花した花数を引いたものなので、花の様子を解析すれば、おおよその収量を予測できるというわけです。

枝の成長と開花をステージ別に追跡

主枝は二番花が5月下旬に咲きはじめて次々に上へと咲いていきます。

最終の開花は7月下旬の定植後55日頃になっているはずです。

側枝の花も低い位置から咲いていくのですが、当然低い位置では早く、先端に行くほど遅くなっています。

そのために低い位置の開花総数は第5節位までが多いようです。

6節位以上ではそれより少なくなっていて最先端では主枝の中間の節位よりも開花数が多くなっていることも分かりました。

私は摘心時期を7月23日~25日と決めていますが、主枝の伸長に光合成養分をとられ、若干ではありますが側枝の花が少し少な目になっていました。

全体を通してみますと落花は少なかったのですが、8月中旬に成り疲れによって花が一気に減った年もあり、9月中旬くらいまで樹勢や気温の低下で収穫に至らない花が多くなりました。

この辺りのリズムをつかんでおくと農業経営の中でスタッフを雇用している人などは役にたつと思います。


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