第25話 露地ナス栽培規模の制約要因

10倍儲かるナスの栽培アグリハック
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前回は「第24話 ナスと農家に優しい畑のゾーンディフェンス」と題して防風ネットやソルゴーの配置やその他の施設の配置の考え方について共有させていただきました。

今回は夏秋ナス栽培希望の最適化について共有させていただきたいと思います。

一人当たりの栽培適正規模

栽培規模は、【アグリハック】によって改善されますが、管理能力と栽培技術で左右される事に変わりはありません。

どこへ出荷するにせよある程度の集荷時間が決まっていると思われますので、早朝から収穫、調整、箱詰め、集荷場所までの運搬時間で栽培規模が決まります。

【アグリハック】では栽培だけではなく、この全体の業務改善に向けてメスを入れているのです。

わたしの露地ナス栽培の事例では、出荷ピークが7月の下旬から8月の上旬にできて、労働時間もピークになります。

この時期の出荷量を予測して規模を考えるのが適正であると考えています。

労働者1人あたり15アール。

これがナスの露地栽培の適正規模です。

これは優良経営農家をいくつも視察して、収穫後の作業動線や作業場の配置、箱詰め手順などを勉強させていただいて自社にマッチしたデザインを構築することができました。

この場を借りて改めてお礼を申し上げます。

上記の中で誤解がないように説明を加えておきますと、あくまで適正規模が1人当たりということであって一人が収穫・調整・管理・出荷などすべてを担うものではありません。

うちの例でいえば、農場主体のスタッフが4人、調整・出荷に携わるスタッフが2人という事例では90アールが適性規模となります。

90アールというと5,580株のナスを栽培していくことになります。

1株に15kg収穫するとして83,700kg収穫していくことになるので最盛期に合わせて収穫専門のアルバイトを募集するなどして調整するのがベストです。

1kgあたり800円前後で販売することができれば6,700万円の売上になります。人件費を含まない製造予算原価が35%として2,345万円から人件費を捻出します。

社会保険料なども含めると1,800万円は必要ですから2,555万円以上残ります。

ここからナスの出荷以外にも必要な出荷経費などもかかってくるので全体の経常利益はもっと下がりますが単体の粗利としては優良作物であることが分かると思います。


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