第32話 ナスを種から栽培する方法

10倍儲かるナスの栽培アグリハック
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前回は「第31話 段取り力の強化 ナスの育苗に必要な資材」と題して必要面積にフォーカスを当てて実例を元に試算してみました。

今回はそのナスを種から育てるという言わば農家の夢でしょうか?

私の場合は遠方の育苗会社にいつも依頼していましたが、輸送コストの高騰などを踏まえて内製化することにより、粗利を向上させられる仕組みを構築すべく、早い段階から社内に育苗事業部を発足させて研究は進めてきました。

いよいよ資金も集めて投資して、温室や播種機なども購入しました。

こいつはスズテックのセルトレイ播種機でなかなかの優れものです。

通常、人手を使って巻くと人件費負けして購入苗を買ったほうが安いんですが、これは導入しがいがありました。

産地化の取り組みとして助成金なども活用しましたし、社債の発行なども組み合わせて金融機関に頼る事なく、準備しました。

この辺りについては当ブログにて紹介していますので上記に記述のリンク先をご参照ください。

月齢に合わせた播種日

もしもナスを播種からするのであれば定植日から逆算して72日前に標準を合わせます。

台木は品種によって生育速度が異なります。

トルバムやトナシムでは穂木を播く3週間前に播種するので早めに育苗準備をする必要があります。

この時に月のリズムも利用するといいでしょう。

おまじないだという人もいますが大潮、小潮の流れは科学的メカニズムによってある程度、解明されていますし実際に効用もありました。

わたしの畑ではナスは3月上旬の大潮前になる「一粒万倍の日」にあわせて播種しています。

タネは大潮から小潮に向かって「伸長期」に入り、細胞が伸び始め発芽が促進されるからです。

月齢を取り入れた栽培で効果を体感するには、月齢が植物に及ぼす影響がどのようなものか仮説をたてて、仮説に見合った肥培管理をして日々観察を続けることが必要です。

潮のリズムは、およそ2週間ごとにめぐってくる大潮と小潮、それと年間の動きとして夏至と冬至の関係は地球も生きているのだと実感させてくれます。

大潮に向かいだすと養水分の吸収や光合成などの生産活動が活発になって植物は必要な養分を蓄積します。

伸長期に入りますと植物は蓄積された養分を転流させて、蓄えた養分を使いながら細胞が伸びて生長すると考えられています。


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