ソルゴーでファイアーウォールから始まったトピックス第3弾!
それじゃぁソルゴーの育て方をご紹介します。
種子は種苗会社各社から販売されている対倒状性が高い品種を選びましょう。
価格は1kg当たり1500円前後です。
手間が増えるのでおススメはしませんが播種時の気温が低くくて発芽が安定しない地域ではソルゴーをあらかじめ育苗して株間15~20cm程度で定植する方法もあります。
ソルゴーとナスのうねの間の通路の幅は2mくらい広めにとっておく方がいいです。
追肥は通常不要ですがここはお好みで。
土着天敵ヒメハナカメムシ類はソルゴーよりも株元のメヒシバなどの雑草から多く採集できます。
そのため、株元に生えるメヒシバなどの雑草をこまめに除草する必要はないでしょう。
防風、ドリフト防止、害虫の侵入防止、土着天敵の温存といった様々な役目を果たしてくれるソルゴーは、栽培終了後は刈り取って緑肥や敷き草として、さらに利用できるので露地のナス栽培においてまさに鉄板アイテムのひとつです。
ソルゴーの品種を選ぶときには風に強くて甘味が強くて天敵が増殖しやすい品種を選ぶ事も大切です。
露地ナスの栽培で利用するソルゴー品種は、アブラムシ類の耐虫性も含めて次の3つのグループに大別することができます。
- 草丈2m以上生長して風で倒状しにくく、かつナスには寄生しないアブラムシ類の発生が多い品種はビッグシュガーソルゴー、スーパーシュガーソルゴー、高糖分ソルゴーです。
- 風で倒状しにくく、アブラムシ類が中発生の品種は甘味ソルゴーです。
- 風で倒状しにくく、アブラムシ類が少発生の品種はつちたろう、ゴールドソルゴーⅡです。
品種によって、アブラムシの発生量や発生時期が異なりますので、営農される地域によって品種を変更してください。
またソルゴーの品種によっては花粉が飛散したり、穂に野鳥が来て糞を落としたりして果面を汚す原因になることもありますので穂を刈り取るなどの作業も必要です。