第51話 トマトトーンでナスに確実な着果

10倍儲かるナスの栽培アグリハック
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前回は「第50話 ナスの潅水作業」と題して、ナスの潅水作業について解説させていただきました。

今回は、ナスの着果にトマトトーンを使う場合に参考になるかと思いご紹介させていただきます。

露地栽培におけるナスは初期ステージにおいて昆虫の飛来がまだ少ないので、ホルモン剤による植物調整剤「トマトトーン」を利用して果実を太らせる方法があります。

この植物調整剤は受粉と同様の効果をもっていて、受粉しなくても果実を確実に肥大させてくれます。

花に一つずつ噴霧器で50倍液を噴射するので手間がかかりますが、生育初期の低温時期は着果が安定しませんので、必要な作業です。

基本的にはがくにかけるだけでも効果がありますが、雌しべの柱頭にかかるように噴霧するよう心がけましょう。

これは開花後三日までの花に処理します。

何事も過ぎたるは及ばざるがごとしといいます。

食用の色粉を噴霧液に混ぜて二度がけを防ぐといいでしょう。

気温が高くなってくると花粉が充実して昆虫が多くなってきますので六月下旬には、ホルモン処理は必要なくなります。

目安として第一主枝の三番花が開花する時期までは、すべての花に処理するのがよいでしょう。

初期に一株当たりで四個前後の石ナスをだしてしまうと、出荷できなくなってしまい10a当たりで2800個前後もの出荷減となります。

このことによって約500kg以上の損失となって、肥料も無駄にすることになります。

基肥の施肥量は初期収量の確保のためにも適正量を使用しますのでしっかりと段取りをして間違いのないよう進めましょう。

仕事を行う上で100の投資で100以上返ってこなければ投資価値はありません。

農業で利益を積み上げていくにはひとつも無駄にしない「リーン思考」が大切になってきます。


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