第55話 ナスの収穫から出荷

10倍儲かるナスの栽培アグリハック
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前回は「第54話 ナスの側枝の手入れ、腋芽かき」と題して、ビジネス的側面も絡めながら側枝の手入れから脇芽を書いていく方法などをご紹介させていただきました。

今回は、うちの出荷事例などをご紹介させていただきながら、一番果をどうしてるかなどを共有させていただきます。

ナスは未熟果の状態で収穫します。これは流通の都合上ではなく、普段食べているナスはそもそも未熟果です。

つまり収穫適期は出荷する規格まで肥大したら収穫するという至ってシンプルなものです。

わたしがはじめてナスを作ったころは農協出荷もチャレンジしたことがあります。

全ての作物にいえることではありませんが一定の品質のナスが安定出荷できているかどうかで単価が変わってくるのでわたしが栽培している地域ではナスに関してあまり単価の良いものではありませんでした。

しかも農協は共同出荷する場合が多いかと思います。

その場合は出荷時間が決められていますので、それまでに共同出荷場に持ち込まなければなりません。

収穫してから選別して箱詰めするなどの作業があるので、たくさんの農家は早朝から収穫を開始しています。

また、ナスの果実は黒いため品温が上がりやすいので、温度の上がらない早朝から収穫するのが品質面でも望ましいのは間違いのないところです。

ですから農協を通さずに相手の望む規格でスーパーやレストランに直接出荷するようになっても作業工程として変わる部分はあまり多くはありません。

直売所に出荷するときもあって、ここでは基本的に出荷者が規格を決めています。

形と大きさは市場出荷のようにこだわりませんし、大きさによって三本~五本程度をポリ袋に詰めて販売しています。

販売を直売出荷中心で考えたとしてもコントロールしなければならない部分もあって天候や樹の状態をみて早めに取ることも考えましょう。

収穫はいつも同じ大きさでするのではなく、日照量が少ない梅雨時期などは少し早めに、M規格になったら収穫して樹の負担を軽くするようにしてやります。

定植後に肥大を始める最初の果実は一番果といいましてこれは思い切って小さいうちに収穫してしまいましょう。

小さめの果実を収穫すると収量が落ちると考える農家もいますが、次に発生・伸長する芽が充実してくるので、次の果実の充実も早くなり、結果的に減収にはなりません。

ただし一番果を収穫したかどうか後から見るとちょっとわかりにくいし、複数の人間で管理しているのであればなおさらということになるので、わかるように目印をつけてやる必要があります。

わたしは一番果を収穫した株から第三主枝の誘因をするようにしています。

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