第56話 ナスの摘葉・摘果作業

10倍儲かるナスの栽培アグリハック
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前回は「第55話 ナスの収穫から出荷」と題して、実際の出荷事例などをご紹介させていただきながら、一番果をどうしてるかなどを共有させていただきました。

今回は、ナスの栽培中にする作業として摘葉や摘果がありますが、このアグリハックでは重要なポイントとなりますので共有させていただきます。

摘葉していくのは光合成能力が落ちて、新しい茎葉に対して影をつくるような葉を折り取る作業のことです。

ハサミでも構わないのですが万が一、病気が移ったりしないよう気を遣っている部分もありますが手ぶらでできるので収穫時に気になったらやるというようなペースでいいと思います。

摘葉することで水分の蒸散を抑えることにもつながりますし、新しい茎葉の生育を促進する効果もあります。

また、薬剤散布時に無駄な葉がないため必要な茎葉に薬剤が効率よくかかるので、その効果が上がるメリットもあります。

アグリハックというのはリーン思考も含めての全体的な生産工程管理の改善にあります。

収穫して出荷という部分ではもちろんのこと、管理においても徹底的に無駄を排除して作業の最適化をはかりましょう。

主枝については、収穫前の果実の下を一枚だけ残して、それより下はすべて摘葉します。

側枝は果実を収穫する脈芽が伸長して開花するころ、元の葉を摘葉します。

樹が小さい時期は主枝の葉かきを遅めにするのがおススメです。

ナスの摘果

植物というのは果実に光合生産物が最優先で送られます。

そのため果実があると茎葉の生育が遅れることになるのです。

ですから開花位置が枝先に近づいたり、枝が細くなったりしている時は、果実を早めに摘み取って樹の負担を軽くした方が結果的に総収量が上がります。

これも直売所などに小さめのナスとして販売すれば喜ぶ人もいるでしょう。

わたしはレストランなどにこういったナスを出荷していますが、あらかじめナスの規格を打ち合わせたうえで小ぶりのナスを生かすメニューを考えてもらったりして二人三脚でビジネスに取り組んでいます。

逆に樹勢が強いときもあるわけですが、こういった場合は果実を残しておきましょう。

また、ナスという作物は先に太りだした果実が収穫されるまで、次の果実が太りにくい性質がありますので、通常は不良果は分かり次第摘果します。


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