第59話 ナスの摘心と過繁茂対策

10倍儲かるナスの栽培アグリハック
この記事は約2分で読めます。

前回は「第58話 ナス栽培中期の戦略」と題して、ナスの栽培で最もナスの樹がピーキーで全体の収量に影響を当てる中期の戦略について解説しました。

今回は、中期以降に行うナスの摘心と過繁茂対策について解説したいと思います。

露地でおこなう夏秋ナス栽培では生育の半ばで枝の先端を切除します。こういった主枝の先端を切除することを摘心といいます。

摘心はV字型、U字型、平面三本型、一文字型などの整枝方法に関係なく必ずやります。 

摘心する場所は自分の手の届く高さで決めていいでしょう。

一般的に、摘心位置付近からさらに脈芽を出すので、無理なく手を伸ばした最も高い位置から下に20cmくらいで摘心するのが、その後の作業を効率よくするポイントです。

上部のエクセル線に主枝の先端が届くようになったら摘心の準備をします。

作業は何事も早め早めの前倒しを心掛けないと農業をやっていると思いがけないトラブルはしょっちゅうありますので摘心も早めにやってしまいましょう。

そのほうが結果的にも作業性がよくなって、収量も上がるのでおススメです。

 慣れた人にとっては何でもないような話ですが摘心は勇気のいる作業です。

つい勢いのよい先端の芽をみると摘芯するのが惜しくなってしまいます。

しかし主枝に8節以上の側枝が発生していることが確認できていれば収量は落ちません。

過繁茂対策

先ほどもいいましたが前倒し前倒しで作業を心掛けても7月半ばから作業が追いつかずに側枝が上に伸びすぎて、一本の側枝に肥大中のナスとか、それに花や雷が混在し、長さも30cmを越えて株の内部に光が入っていない状態になることが多いと思います。

そんな側枝の整枝が遅れた時の対処法ですが、過繁茂から正常な状態に戻すには、まず第一にすることは、側枝の収穫時にナスの実だけをとらないで茎葉とともに切ることを守ることです。

そして作業が追いつくように、側枝の元の一芽だけを残して短く切り込んでおくと、強い勢いのある芽が吹くようになって良い花が早く咲くようになります。

普段から切り戻ししながらの収穫を心掛けることで暑い最中に作業する割合は減ってきます。

人間も暑い時はナスにとっても暑いのであまり株に負担のないようにしてあげましょう。