農業経営者 2009年9月号(163号)

年収1000万の農家になるまでに僕が読んだ100冊の本
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水稲および各種野菜の直売、レストラン経営。さらにトマトジュースやスィーツゼリーなどの商品を全国に販売する㈱谷口農業。

今でこそ2億9千万円を売り上げる、北海道を代表する農業法人のひとつに成長しているが、一時は農協から離農勧告を受け、全資産処分の同意書に署名を求められるような事態に陥ったことがある。

谷口は過去を振りながら、こう話す。

農産加工に取り組んだといっても作ったら後は人任せ。

そんな農家の体質が抜けていなかった。

自分では何もせず、人に頼めばよしとする農民の世間知らず、経営者としての甘えです。

典型的な武士の商法。

失敗するのが当然だった。

それを救ってくれたのは人の縁。

その体験を通して始めて農民・農家ではなく事業経営者、農業経営者になれた気がする

人生には無駄など何もない。

すべての出会いや犯した失敗も含めて。

それを後の人生の肥やしにできるか否かだけだ。

騙されたと思う相手も自らの未熟さを教えてくれる人生の師である。

そして、己自身もまた、図らずも人を傷つけ、悪意なく人を裏切ることだってある。

むしろ、その各を背負って生きていることに我々は気付くべきなのだ。