メロンはやや浅い位置に根を伸ばし、水はけのよい土壌と乾燥した気候を好みます。
このため、温室やビニールトンネルで栽培されることが多くなり、品質のよい果実の収穫が難しく、病害虫発生が懸念される露地栽培は難しいとされます。
ヒマワリは根を深く伸ばし、余分な水分を吸収して畑を適正な水分状態に維持します。
また、不溶性のリン酸を可溶化して有効にします。
さらに、草丈が大きく花が咲くため、メロンの受粉に必要な訪花昆虫を呼び寄せ、露地栽培でも高品質のメロン栽培が可能になります。
活用のメリット
- リン酸が吸収されやすい傾向にあります。
- 受粉のための訪花昆虫を呼び寄せる効果があります。
- 土壌が適正な水分状態を維持します。
栽培方法
- 堆肥と有機質肥料を施用してよく耕し、メロン用にベッド幅45cmの畝を作る。ポリマルチを張るとなおよいでしょう。
- 次に、メロンの畝の両サイド(畝の中央から90cm離れたところ)に、ヒマワリのタネをまきます。
- 晴天の午前中に株間70cmでメロンの苗を植え付けて、本葉5~6枚で摘芯し、両側につるを誘引しましょう。
- 本葉12~15枚に着果した果実を残し、その先の雌花は摘みとります。
※なお、訪花昆虫が少ない場合には雌花の花粉を雌花に人工授粉します。
※着果後45~50日が収穫の目安です。
この記事のまとめ
植物ってまだまだ謎に満ちていて楽しいですよね〜
コンパニオンプランツを使った栽培は農薬が使えない場合もあるので大規模営農向きでは無いように思いますが、うちで実験している限りでは結構うまく回っているのでチャレンジあるのみですね。
感覚的にはナスの圃場でソルゴーを育てる漢字に似ていますよ。