ナスは深い位置まで根を伸ばしていきます。
お日様の光が大好きで、水分や肥料分をとても多く必要とします。
一方で浅い位置に根を伸ばすインゲンは、半日陰でもよく育ちます。
根粒菌と共生するので養分が少ない場所でもよく生育します。
ナスとインゲンはお互いに根の張る位置が違うので、土壌を立体的に利用できるので養分や水分をシェアしながら効率よく吸収することが可能です。
インゲンの根粒菌が固定したチッソをナスが利用するので、いつもより少ない肥料でナスを栽培できます。
活用のメリット
- 施肥量が少なくなります。
※デメリットは収穫の時に少し邪魔になるくらいです。
栽培方法
① 2~3kgの完熟堆肥と、油かすと骨粉を主体にした有機混合肥料を畑全体に施肥します。
深さは18~20cmまでよく耕しましょう。
そのまま3週間前後おくことで微生物相を安定化させることができます。
② ナスは育苗した苗を平畝で根洗い栽培ができるように浅く植え付けます。
支柱を立て、主茎とわき芽2~3本を誘引します。
③ 周囲にインゲンのタネを一カ所当たり2~3粒まきましょう。
間引かずそのまま育て、支柱に誘引します。