豊かな国内需要に応えて世界5位の農業大国、日本。
味覚や安全性に厳しい消費者に鍛えられた農産物の品質競争力は高い。
進取の気性と創造力に富んだ農業起業家は、減反などの抑制策や既得権益などの艱難を克服し、アジア、太平洋市場を取り込んで新たな成長を目指す。
最大の課題である耕作放棄地は資源、TPP(環太平洋経済連携協定)は生産拡大のチャンスと見て農業を成長産業とする人々がいる。
保護策は、強い競争力を消耗してしまう「諸刃の剣」の面がある。
成長産業と見るのであれば、その可能性の芽を摘む愚策が行われないように国民全体が事実を知り、政治的意思決定などを行っていかなければならない。
その判断材料としての、日本の農業の強さと潜在力を本特集で詳しく述べられている。
わたし自身も東南アジアを皮切りに海外生産へシフトを進めているがまだまだ課題は多い。