施設と園芸 2013冬160号

年収1000万の農家になるまでに僕が読んだ100冊の本
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わたしの経営する農業生産法人ではビニールハウスの拡充を急ぐとともに加温のできる施設園芸も視野にはいれている。

その経緯で研究を始めることになったがこれまでわが国では、いわゆる「温室」を用いた栽培が「施設園芸」とした普及してきた。

温度管理に注意をおいた施設栽培とされているが、暖房機を利用している施設は半分もないのが実情である。

平成23年のイチゴ作付面積は6.020haで、平成22年の産出額は1,501億円と、野菜の中で第3位の売上高を誇る。

重要品目であるだけに、高設栽培技術やクラウン温度制御技術など栽培技術面での技術開発も顕著である。

イチゴは元来は初夏に熟する作物であったが、品種と栽培技術の開発により、晩秋から春にかけて生産されるようになり、更に盛夏期の栽培にも対応が進んでいる。

イチゴ品種は栄養繁殖性でランナーにより増殖される。

これはイチゴが8倍体で自殖による形質固定が難しいことや自殖弱勢を回避するためであるが、ダニやウイルスが自作に伝染する原因となるとともに、1年中作物があることで農家の負担になっていた。

それらの問題を一気に解消する種子繁殖性イチゴ品種の開発が見えてきた。将来どの程度、栄養繁殖性品種から切り替わっていくかは判らないが、注目すべきであろう。