福島屋 毎日通いたくなるスーパーの秘密

年収1000万の農家になるまでに僕が読んだ100冊の本
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わたしの経営する農業生産法人では野菜の出荷先別ポートフォリオとしては市場集荷は極端に少ないです。
ほとんどを量販店様への出荷が占めており、今後はBtoCへと販売チャンネルを移動していきたいと考えています。
そんな中で量販店様の本となるときになってしまうのが性といもの。
福島屋さんって微妙に都心から離れたスーパーマーケットだよね。
なんて思いながら本書をパラパラと読み始めました。
福島屋さんは実にユニークな経営方針を持っておられますね。
そのせいか全国の小売業者や地方自治体から視察者が頻繁に訪れるお店となっているようです。
著者が親から受け継いだ「よろずや」を出発点に、紆余曲折を繰り返しながら福島屋を成功させたというストーリーです。
しかし、結構な不便な立地にある福島屋さんですが、それほどの知名度を確立できたのはなぜでしょう?
本書に散りばめられたコラム「FUKUSIMAYA’s Key Word」から、ポイントを探ってみ体と思います。
1.グラフィック・ワークショップ
福島屋では毎月2回ほど売り場の改善を図っていくために「グラフィック・ワークショップ」を開催しているそうです。
店内の棚ごとに写真を撮り、スクリーンに映し出して意見交換するようです。
「この棚はどこがおかしいか」「では、どうすべきか」などと話し合い、実際の商品をテーブルに並べて触り、商品を「感じて」から売り場の改善を図る。
そして、顧客の反応を確認するというわけです。
PDCAが生きてますね!
2.POP
顧客に商品のことを伝えるために、POPを活用しているのも福島屋の特徴ですね。
「お客様に伝えたい」という気持ちにあふれた文言が好評だといいます。
表示方法にも工夫を凝らし、食の安全性を独自の3段階で評価しています。
ライバルしかみていない量販店はうまくいかないでしょう。
ライバルは利益をもたらしてくれないのになぜか経営者はライベルの方向ばかり向いて戦略をたててしまいます。
顧客に集中することが大切だと教えてくれます。
3.硝酸態窒素
福島屋では硝酸態窒素を頻繁に測り、安全性を確認しているそうです。
これはわたしの経営する農業生産法人でももっとも注目している要素の一つです。
硝酸態窒素は、体内でアミノ酸と結合し、発がん性物質に変わるからというのがその理由です。
肥料過多で窒素を多く含んだ土壌で栽培された作物は硝酸態窒素の含有量が多くなるため、無農薬栽培の野菜といえども必ず調べているそうです。
4.MPS
福島屋のMPSとはミセス・プロズ・スマイルズのことで、地元の主婦からなるチームの呼称だそうです。
市場調査、マーケティング、催事の提案、POPの作成、プライベートブランド商品の企画・開発など幅広い業務を担っているとのこと。
主婦の感覚を活かし、商品や売り場を変えるチームだというわけです。
まとめあげるのが大変そうだけど実現できたら最強のチームですな!
5.自然栽培米
20年以上前から産地へ直接足を運び、直接取り引きを行なっているそうです。
現地の契約農家から直接仕入れているものは、お米が最も多いのだそうです。
もちろん農薬と化学肥料は無使用だそうです。
土づくりからはじまり、水や有機肥料にもこだわった、手間暇かけて栽培されたお米ばかりが揃えられておられます。
6.共栄共存
農家など生産者を仲間と位置づけ、ともに売れる商品づくりに取り組み、利益が出れば還元するということです。
現実はなかなかそういった量販店様は少ないのが現実です。
たとえ経営者はそういう考えであっても現場レベルでは『売ってあげてる』感覚がどうしてもある。
お客様からも積極的に意見を聞き、店舗運営に反映させるということで福島屋さんは本物なのかな。
7.プライベートブランド商品
PB商品の企画・開発も積極的に推進しており、アイテム数はすでに200以上だそうです!
店頭の並ぶ総菜の80%、ベーカリー(パン類)の90%がPB商品だといいます。
量販店の仕組みを知る立場から見ると痛快ですな(笑)
8.津々浦々物語
20年以上かけて日本全国津々浦々を歩き、発掘した商材を売るためのプロジェクトです。
パッケージ化して同業他社への導入も進行中とのことで面白い取り組みだと心酔しました。
生産者は製品の完成度を高めることに専念できて、販売者は全国の優れた商品の情報を入手できるというメリットがありますね。
9.講座
2010年から「美味しい時間」という講座を開催し、顧客のための食に関する教室を開いているそうです。
講座で使用した食材は、店内に「講座コーナー」を設けて紹介してるとのこと。
実際につくったメニューの写真を飾り、参加者の声をPOPにしてアピールしているのだそうです。
10.福島屋六本木店
そして2014年1月、六本木アークヒルズサウスタワー地下1階にオープン。
有機栽培や無農薬の野菜、その日に届いた産地直送の魚などが並んで、新鮮なものが食べられるように、ステーキ丼やお寿司を提供する工房もあるそうです。
購入した商品をカフェスペースで食べることもできるそうです。
こら東京出張の時は絶対に視察せなあかんがな~~!
わざわざいってもヒントがありそう♪
お近くの人はぜひ立ち寄ってみなはれ(^^)/