アグリハックの進捗管理

52週アグリMD生産工程管理システム
この記事は約3分で読めます。

前回は「農産物の単品管理について」と題して、2階層で行われる栽培プロジェクト進捗管理である「栽培プロジェクト実行の指揮・マネジメント」と「栽培プロジェクト作業の監視コントロール」、そして4つのベースラインを設定する方法を解説させていただきました。

ここでアグリハックにおけるプロジェクトマネジメントの考え方や栽培プロジェクト進捗管理の位置付けを明確にしておきたいと思います。

アグリハックで推進する栽培プロジェクトマネジメント知識体系ガイドでは、栽培プロジェクト進捗管理に関係する部分はどうなっているだろうか説明します。

まず栽培プロジェクトの指揮・マネジメントを行う営農の統合マネジメント、AHSの作成を行うスコープ・マネジメント、作業スケジュールの作成と監視を行うタイム・マネジメント、さらにはコスト・マネジメント、品質マネジメント、リスク・マネジメントと、数多くの項目が絡んでいます。

栽培プロジェクト進捗管理はこのように、アグリハックで多くの知識エリアに関わりを持っています。

「栽培プロジェクトの総合判断」と言われる理由はそこにあるのだと考えています。

その中でも関わりが強い知識エリアでは、統合マネジメントとタイム・マネジメントがあります。

営農統合マネジメントでは、栽培プロジェクト・マネジャーの知識エリアと定義していますが、栽培プロジェクトマネジメントに関わる全ての人の知識エリアでもあります。

営農統合マネジメントの知識エリアではプロジェクト憲章を栽培プロジェクト・オーナーが作成します。

それを受ける形で、栽培プロジェクトの全体概要をつかむために、栽培プロジェクト・スコープ記述書暫定版を作成します。

わたしの経営する農業生産法人ではこれを、「栽培プロジェクト計画書暫定版」と短くして呼んでいます。

この「栽培プロジェクト計画書暫定版」によって、栽培プロジェクト全体のイメージ、栽培プロジェクトの規模感、推進方針、栽培プロジェクト推進の戦略等が明らかになります。

栽培プロジェクト計画書の作成は、栽培プロジェクト・マネジャーが中心となって行います。

栽培プロジェクト・スコープ記述書暫定版を作成方針として使用し、栽培プロジェクトマネジメントのすべての知識エリアから、必要なデータを収集して作成します。

この栽培プロジェクト計画書を「遂行」という形で現実化したものが、栽培プロジェクト進捗管理になります。

それを担当するのが、「プロジェクト実行の指揮・マネジメント」と「プロジェクト作業の監視コントロール」の2項目になります。

わたしが栽培プロジェクト進捗管理を、2階層に分けて整理する必要があると主張する理由はここにあります。

さらに、「営農統合変更管理」と「栽培プロジェクト終結」がその後に続いています。

この営農統合マネジメントは「栽培プロジェクト・マネジャーの仕事」そのもの、と言ってよいでしょう。