コスト・ベースラインの算出方法

52週アグリMD生産工程管理システム
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前回は「栽培プロジェクトのマスタースケジュール」と題して、栽培プロジェクトの3つのマスタースケジュールを説明させていただきました。

コスト・ベースラインの算出方法

コスト・ベースラインは、資源カレンダーに載っているすべての資源をコスト化したもので、単位は「万円」とします。

資源のコスト化は多くの場合、社内、または市場からの調達行為として実現されます。

コスト化にはその調達単価が必要です。

圃場開発費用を社内調達の社員費用と外部調達の協力会社費用に分けて記載していきましょう。

社員費用の調達単価は、会社の規定で段階的に単価が決められている場合が多いと思います。

社員の給与は一人ひとりで異なります。

そのため、個人単位で単価を計算するのは通常、不可能です。

この状態で社員単価を決定するには、社員の職種や職位に応じた、見なし単価を用いるしかないでしょう。

栽培プロジェクト・マネジャーの職種で2段階、52週生産工程管理システム・エンジニアでの職種が3段階の単価にしています。

栽培プロジェクトに参加する人数にその単価を掛ければ、社員費用が計算できます。

協力会社費用は多くの場合、その会社の平均単価を使用すればよいでしょう。

要するに提案金額を頭数で割った数字です。

栽培プロジェクト・マネジャー職種、52週農業生産固定管理システム・エンジニア職種、営農作業職種に分けて、平均単価を求める場合もあります。

複数の協力会社から調達する場合は、協力会社ごとに同様の計算を行えばよいでしょう。

この社員費用と協力会社費用の両者を足し算した金額が開発費用で、これが栽培プロジェクト進捗管理のコスト・ベースラインになります。

52週農業生産固定管理システムで最下部に記載する付帯費用(ここでは農産物開発機械の費用)ですが、これを全体の開発費用に含めていないことに注目してほしいと思います。

52週農業生産固定管理システムは、農機の調達時点に一括で計上します。

一括計上する費用をコスト・ベースラインに含めると、このベースラインが栽培プロジェクトの進捗に連動しなくなるためである。

わたしの経営する農業生産法人では栽培プロジェクト全体の社員費用は1億1680万円、協力会社費用は8560万円になっています。

この2つの合計の2億240万円が、栽培プロジェクト進捗管理で実現すべき目標値だといえます。