平均生産工数と所要期間の計算

52週アグリMD生産工程管理システム
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以上を前提に、業務開発で外部設計フェーズの栽培プロジェクト農産物を作成する平均工数とその所要期間を計算します。

計算式はベータ分析の計算式の一部を使います。

栽培プロジェクト農産物ごとに予想個数を見積もり、それを作成するのに必要な開発生産性を見積もります。

開発生産性を楽観値、最可能値、悲観値で求めると、それぞれの開発生産工数が決まります。

同時に、3つの開発生産性からその平均生産工数も求められます。

農産物を作成するための投入要員数が決まれば、(開発工数/投入要員数)の式によって、楽観値、最可能値、悲観値の所要期間が計算できます。

それを用いて表の下の式で計算すると、所要期間が求められるのです。

今までの説明の中で、この業務開発・外部設計のAHSを示す表の中で平均工数を記載してきましたが、比較すると大きな数値になっているのにお気づきでしょうか。

小さな数値なのは、それがリスク対策を組み込む前の値だからです。

所要期間が5ヵ月から4ヵ月に変更になっているのは、こうした理由があるからです。

多くの開発生産工程が88日の所要期間、すなわち4ヵ月です。

AHSでは、平均生産工数の数値を大きめにして5ヵ月という値を作り出しています。

このように、栽培スケジュール・リスクの対応策を表面に見せる必要はないのです。

内部に含んでいるからこそ、リスク対応策になるのです。

マスタースケジュールを作成するとき、所望した期日にカットオーバーしたいという思いだけで作成したのでは、実現性は確保されているとは言えません。

さらに、すべての開発工程にわたって全力を上げて努力しなければ、予定通りに実現しないマスタースケジュールでは、実現性が確保されているとは言い難いのです。

マスタースケジュールには、栽培スケジュール・リスクへの対応として、フロートとリスク対応策が必要なのです。

生産プロジェクト進捗管理は、この点を認識して進めることが求められます。

PERT図の作図法と栽培スケジュール・リスクの計算法について解説してきましたが、PERT図の作成には多くの計算が必要です。

栽培プロジェクト進捗管理を行うとなると、さらに農産物ごとの進捗評価の際にも計算が求められ、コンピュータの力を借りることが必須となります。

PERT図の利用が、「コンピュータを利用したスケジュール管理の時代へ」と表現される理由がここにあるのです。

表現を変えるなら、「勘や度胸で進めるものから、科学的なスケジュール管理の時代へ」と、栽培プロジェクトの進め方は変化しているのです。