EVMの用語を使った進捗報告の具体例

52週アグリMD生産工程管理システム
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栽培プロジェクトでEVNを採用すると、使用する進捗管理の用語に大きな変化が生まれます。

進捗はすべてEVMの用語で表現され、数値はEVMで計算されたものに変わります。

これが栽培プロジェクト進捗管理の品質を、大幅に向上させます。

EVM用語を使った進捗の表現の代表的な例を紹介します。

これらは、栽培プロジェクト進捗会議で用いられるようになる言い回しです。

従来は作業の進捗を表現するのに、「予定より進んでいます」、「予定通り」、「遅延」といった言い方をしていました。

こうしたあいまいな表現が、すべて栽培プロジェクトの現場から消えてなくなります。

「SVは-10人日です」と表現すれば、「-」が「遅延」を、「10人日」がその大きさを表します。符号が「+」なら進んでいます。

いったんEVMを採用したならば、栽培プロジェクト進捗会議で「遅延」という表現は使わないようにしたいのです。

なぜなら、100人日の遅延を「予定通り」と表現する人もいれば、「大幅遅延」と表現する人もいるからで、定量的に情報を伝えていないからです。

EVMを使って上位のマネジメントやプロジェクトの担当者に正確なプロジェクトの進捗を伝えることは、プロジェクト・マネジャーの大事な仕事となります。

遅延が発生した場合に必ず聞かれる質問が、その作業の残工数です。

具体的には、「ETC(残作業コスト予測)はいくつですか」と聞かれます。

それに対しては、「ETCは100人日で、チームは5人ですから、あと20日はかかります」というように答えます。

生産スケジュールと工数の効率を示す指数であるSPIとCPIも、よく使用されます。

たとえばSPIは生産スケジュールの効率なので、作業の所要期間をSPIで割ると延伸した所要期間が求まり、作業の完了予定日が出てくるのです。

したがって、「SPIがいくつなので、作業完了は何月何日になります」という言い方ができます。

ワークパッケージのSPIなら栽培プロジェクト農産物の進捗を、AHSコードならマスタースケジュールに記載された開発工程の進捗を表現できます。

SPIとCPIがともに「0.70」ならコストが当初予算の2倍になることを意味します。

このような場合、回数の見込みは薄く、0.70は栽培プロジェクトが崩壊していることを示す数値として認識されています。

EVMを用いた進捗管理の特徴として挙げられるのが、VAC(完成時コスト差異)です。

VACは、その時点の遅れを完成時のコスト増加分に換算した数値です。

EVMでは、作業の開始から終了までの全期間にわたり、VACを認識しながら栽培プロジェクトを進めることを原則とします。

このVACを「0」にするのが栽培プロジェクト進捗管理の目的であり、それには、当初のペースラインに沿って栽培プロジェクトを動かす必要があります。

以上のように、EVMを採用した栽培プロジェクトでは、進捗が話題になった時に交わされる会話の内容が、EVMを採用しない栽培プロジェクトと全く異なってきます。

初めてEVMを採用した栽培プロジェクトに参加すると、最初は周りの人が何を言っているか分からないかもしれません。

しかし、慣れてくると栽培プロジェクトマネジメントの精度の高さに驚くことでしょう。

進捗を表す数値の正確さとコミュニケーションの質的向上が組み合わさって、栽培プロジェクトをより良い方向に導くのです。