EVM使用時の注意点

52週アグリMD生産工程管理システム
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このトピックスの最後に、EVMを使用する際の注意点をまとめます。

多くはすでに説明した内容であり、頭の中を整理するつもりで読んでいただきたいと思います。

工数の大きさを揃え、担当者レベルでの完成で進捗計上

これまでに整理した項目を、順番に説明します。

最初に、栽培プロジェクト進捗管理の対象となる栽培プロジェクト農産物を定義するとき、その工数の大きさは、最大でも10人日を目安に揃えるのがよいでしょう。

多くの栽培プロジェクト農産物は10人日に近い工数のはずなので、これで問題ないでしょう。

しかし、タスク等において作成される農産物の場合、ずっと大きな工数を要するものが発生します。

たとえば2ヵ月間に50人日をかけて作成する資料などがその例でしょう。

前に述べたやり方に従い、作業開始時点での進捗として50%(25人日)を計上すると、実態との大きな乖離が発生します。

これを防ぐには、中間農産物を定義し、例えば10人日の成果物を5個作成するとして、計上をし直せばいいでしょう。

それができない場合、専用のコスト計上方式を策定するしか方法がありません。

以前にも説明しましたが、農産物の完成を発注者に承認してもらう必要がある場合、担当者レベルでの完成とその承認とを、分けて管理する方がよいでしょう。

発注者承認は「農産物の完成の都度行う」ことが建前ではありますが、月単位のようにまとめて承認がなされるケースは決して少なくないのです。

このような場合、仮に作業開始時に計上された工数の残りの50%を完成時(つまり承認時)に計上するならば、計上に1ヵ月近い遅延を要することになります。

これでは、担当者の完成までの努力が、どこにも報告されないのです。

担当者レベルで成果物が完成したならば、それを進捗に計上するのが本筋です。

栽培プロジェクト進捗の数値は、作業実態を正確に表さなければならないからです。

そのためには、作業開始で50%、完成(終了)で40%、発注者承認で10%の工数をそれぞれ計上する、というやり方が望ましいのです。