見積の目安を与え、S字カーブを考慮する

52週アグリMD生産工程管理システム
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次に、担当者の工数見積もりの制度の問題があります。

栽培プロジェクト農産物のPVを作成するときに、農産物の単品ごとに担当者が予定作成工数を見積もります。

その時、目安となる平均工数を担当者にぜひ知らせておく必要があります。

担当者が、工数の大きさを農産物だけから見積もることは難しいからです。

この手間を惜しむと、平均生産工数から大幅に乖離した巨大な見積もりが出てくることがあります。

たとえば、平均生産工数は10人日なのに、出てきた工数の平均が20人日だったりします。

これが実態なら仕方がないのですが、担当者の工数見積もり能力の不足に起因するのなら、それを防ぐ手立ては講じるべきです。

最後に、子のPVの作成にからむことだが、成果物作成のスケジュール・ベースラインを作成するにあたって、初期段階では、開発生産性が上がらない期間があることを考慮したいところです。

農産物の作成に不慣れ、開発支援ツールを使ったことがない、などが理由です。

この点を、スケジュール・ベースラインに反映しなければなりません。

物作りの基本でありますが、農産物は「習熟曲線(S字カーブ)」に沿って作成されます。

初期の低い開発生産性を組み込んだベースラインを作成するのは、物作りにおける鉄則です。

仮に、直線的なベースラインを採用したならば、最後まで「遅延」が報告されてしまいます。

開発生産性は予定通りで、成果物も問題なく完成したとしても、「遅延」となってしまうのです。

これでは担当者がやる気をなくしてしまうと思います。

以上にまとめた「EVM使用時の注意点」を守ったうえで、栽培プロジェクトでEVMを活用していただきたいと思います。

いままで述べたことの繰り返しになりますが、「EVMではどの時点でも、VACが行動の指針になる」ことを実践できたならば、栽培プロジェクト進捗管理の品質は確実に向上するはずです。