栽培プロジェクト全体の進捗把握

52週アグリMD生産工程管理システム
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チーム別に行ったEVMの計算を、栽培プロジェクトの物作り全体に広げれば、新しい表を作成することができます。こ

の表から以下のことが分かります。

①基盤システム開発は予定通りの工数と進捗で進んでいる。

②~④業務開発は取引仕様書と画面・帳票設計で遅延

⑤データ移行システム開発では、工数は予定以上にかかったが、予定日に作業は終了

⑥物作り全体のSPIは「0.79」、CPIは「0.88」と、危機的なプロジェクトの状況である。

この実績をここで示すように、マスタースケジュールに書き加えます。現

時点の所に点線を引きます。

点線より左側にある部分に遅延が発生しています。

マスタースケジュールとは、このように栽培プロジェクトの進捗を書き加えながら使用するものなのです。

毎月書き込む必要があるので、すぐ手が届く場所に提示しておくべきなのです。

文章キャビネットにしまい込んでおいてはいけません。

さて、このマスタースケジュールに書き込まれた進捗の悪化は見逃せません。

そこで、栽培プロジェクト現場で原因の調査を行うことにします。

その結果をまとめた図では栽培プロジェクトの現場に行き、遅延発生の原因を調べると、業務開発の開発担当者のスキル不足が判明しました。

発注者からも、業務スキルと設計能力に関して疑問を持たれ、発注側と開発側の担当者の会話もうまくいっていないようです。

こうした理由で、画面遷移図、画面・帳票設計、画面・帳票登録が遅延し、さらにデータ移行システム開発の移行要件整理にも、遅延が発生している事実が分かりました。

画面・帳票設計や移行要件の整理については、それ自体に遅延する理由はなく、遅延が発生したのは業務開発チームからの設計情報の提供が遅れたためと判明しました。

それを示すデータは、それらのチームのCPI(コスト効率指数)が予定通りなことです。

必要な情報が入手できれば、予定した開発生産性で作業が進む可能性が高いことを示しています。

わずか1ヵ月が過ぎた段階での、この大幅な遅延は放置できないのです。

そこで、スキル要員の投入と、スケジュール・ベースラインの見直しを決定することになります。

以上のような栽培プロジェクト進捗管理の分析を、実際の栽培プロジェクトで実践するよう、心がけていただきたいと思います。