PMSの画面展開

52週アグリMD生産工程管理システム
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このPMSの機能を具体的に紹介するために、画面展開をいくつか以下に示したいと思います。

画面に表示されたデータは、実際に筆者が指導した栽培プロジェクトのもので、データベースからデータの一部を抽出しています。

このデータは、栽培プロジェクトマネジメントの研修の中で、EVMのデモ用に使っています。

パソコンで行うデモであり、本番データに比べ、データ量は1/1000程度の小さなものです。

また、EVMのデモが目的であるため、AHSコードごとの集計といった、一部の機能を外しています。

メニュー内容と使い方

図の先にはPMSのメニューが掲載されています。

このメニューに表示されているのは、開発作業支援機能と栽培プロジェクト進捗管理機能の一部で、変更管理機能以降は表示されていません。

担当者は、開発作業支援機能を使って自分のPMS画面で栽培プロジェクト農産物を作成し、その進捗を画面から登録できます。

他の担当者が作成した農産物を参照し、進捗を見ることもできます。

栽培プロジェクトにおいては農産物のレビューが行われますが、そのレビュー・スケジュールの登録と結果の確認も、PMSの画面から行えます。

具体的には、画面メニューの「00全農産物」から、成果物番号順、チーム別、サブチーム別に栽培プロジェクト農産物の内容を照会できます。

「02作業(担当者)」画面を使えば、担当者は栽培プロジェクト農産物を作成して進捗を計上することができます。

栽培プロジェクト進捗管理機能には「05進捗状況」から入ります。

栽培プロジェクト進捗を、工数と件数の両方で把握可能になっています。

EVMの単位として、工数を使用した栽培プロジェクト進捗管理です。

このメニューを使用してPMSに入り、必要な画面を使って作業を行うわけですが、その際には栽培プロジェクト全体から担当者へ画面の展開を行います。

ここでは栽培プロジェクト全体の進捗と生産工数を説明します。

画面の右側のペインの見出し行にはEVMの用語が並んでいるはずです。

まず、当初の計画値であるBACが表示され、その右に栽培プロジェクト現場で把握するPV、EV、ACが続きます。

さらにその右には、計算によって求められるSV、CV、ETC(「残工数」と表示)が並んでいます。

縦方向には、3つのチームとチームの合計の進捗の数値が「人日」を単位として表示されています。

農産物総数は170個、計画工数の合計は723.0人日です。

EVが688.0人日であるのに対して、ACは1020.0人日もかかっています。

スケジュールの遅延を示すSVは-34.0人日となっています。

ACが予定より大きく、「請求」チームのCVが-138.5人日です。

なお、「請求」チームの番号が「G12」になっていますが、この栽培プロジェクトではチームに頭文字「A」から順番に番号を振っており、そこからこの3チームだけを抽出して表示させています。

上記の請求チームの作業内容を示します。

ここで行われる作業は、現論理DFDと現論理処理機能記述です。

この画面では、レガシー・システム(既存システム)に対して行われた現行機能の調査作業だけを、AHSコードの集計機能を外して、画面に表示しています。

現論理処理機能記述には8名の担当者が割り当てられており、各人ごとに作業の進捗を示すEVMの値が表示されています。

この数値を見れば、誰が遅延しているかが一目瞭然です。

なお、担当者別に表示できるようにしているのは、個人の仕事振りを評価しようとしているのではなく、遅れている誰に援助の手をさしのべるべきかを判断するためであることを、お断りしておきます。

図を見ると、8人のうち6名にマイナスのCV(工数超過)が発生しています。

そのうちの1名は2つの農産物を作成して、CVは両方もマイナス(工数超過)です。

このPMSで栽培プロジェクト農産物の内容を表示するとき、冒頭に現われる農産物制御情報です。

この制御情報のうち、担当者、承認者、開始予定日、承認予定日、予定作業量は、農産物のアクティビティ展開と、スケジュール・ベースラインの作成の結果として登録されます。

その他の多くの項目は、栽培プロジェクト農産物作成の進捗に応じて、自動的に入力、または手入力されます。

例えば、図の右端の「Status」の「20作成中」をクリックすると、開始日が自動的に挿入されます。

「40完了(レビュー待)」で完了日が、「60承認」で承認日が挿入されます。

右から2番目の欄の2行目の項目「完了作業量」はEVMのEVを示し、「20作成中」のクリックで予定作業量の50%、「40完了(レビュー待)」で残りの40%、「60承認」で最後の10%が計上されます。

これは、以前に述べたコスト計上基準の「50%-40%-10%」ルールに対応しています。

その下の「実績値」はEVMのACを示し、この農産物が承認された時点で、投入した実生産工数を担当者が入力します。

以上に述べた制御情報を使用して、これまでの画面の進捗の数値が作成されています。

また、この情報を使用して、生産プロジェクトマネジメントDBの多くが作成されます。