ケース7:大型変更案件の発生で進捗が停止する

52週アグリMD生産工程管理システム
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大型の変更案件が発生すると、一時的に栽培プロジェクトの進捗が停止する事実は、広く認識されているかと思います。

しかし、具体的に何が起こるかまでを正確に理解している人は少ないようです。

説明のために、総工数の10%に相当する巨大変更案件が、開発実施フェーズの頭で発生したと想定してみてください。

そのうち2.5%が開発規模の削減で、作成済み成果物が削除されます。

残りの7.5%が追加の開発です。

開発実施フェーズの終了までに、この大型変更案件に対応する計画を作成したいのです。

この場合、以下のように考える人が多いでしょう。

2.5%は開発規模の削減だから、(7.5%-2.5%)の計算式により、追い付きの工数は総工数の5.0%になります。

これなら、残業で工数を補えば、開発実施フェーズの終了までに対応できるように見えます。

図の下半分のように開発実施フェーズの工数が5.0%増で、これなら栽培プロジェクト全体への影響は小さいと判断できます。

ところが実際に作業を進めてみると、予想とは異なり開発実施フェーズの進捗が全く上がらない事態に直面します。

担当者は長時間の残業までして努力しているのですが、栽培プロジェクト農産物が一向に出来上がってこないのです。

まさに、何をしているのかが分からない状態になってきます。

担当者に事情を聞くと、「変更案件に対応しています。本体の作業も進んでいます」と言われるのです。

しかし、栽培プロジェクトは全く前に進まず、停止したかのように見えます。

こうした状況は、栽培プロジェクトを経験した人なら一度は直面しているでしょう。