アグリ・マーチャンダイジングにおける5つの使命

超多収のためのアグリハック
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わたしは全く畑違いの業種から農業という業界参入したので最初はクライアントからのオーダーなしに製造を繰り返す農業という業態にびっくりしました。

農家が好き勝手に作ったものを市場あるいは直売所に商品を出した結果、儲かる、儲からないを繰り返しています。

こんな製造業がこの先、成立し続けることは全くありえないなと思いました。

この農業という業態において、収益向上を考えていくには全く新しいステージを構築していく必要があります。

だからこそ製造業にサービス業を融合させることで、製造業の中に売り切る仕組みというものを自然発生的に組み込んでいけるのではないかと考えたのです。

売るきる仕組み。

その為にはまずサービス部門あるいはマーチャンダイジング部門をつくる必要があると考えました。

そこで立ち上げましたのが昨年に事業化させたアグリ・マーチャンダイジング部門でした。

この部門に望んだのはサービスの現場に立つことで、生きたお客様の購買行動を把握することです。

それは農作物を売るうえで、単純に「美味しい野菜ができたので買ってください」という説明とは比べものにならないほど、大きな武器になるのです。

マルシェや小売店舗でリアルな情報やノウハウを蓄積したことで、どんな野菜にニーズがあるのかという情報が武器となり、今後の戦略を決定づける上で重要な位置づけがあると考えています。

生産量を減らして多品種生産をしていく上でひとつの作物の生産絶対量はどうしても減っていきます。

そんな生産量の少ない農家だからこそ消費者ニーズがあると手ごたえを感じることができました。

そして、それらは少しだけ加工度を高めたり、乾燥させるなどひと手間をかけることで応用力も増しますし、販売力を持つ強みを生かして消費者ニーズに合った新しい商品の提案もできるようになりました。

農家の大きな問題のひとつ「作りすぎて余る」の解決策は、完全受注生産に切り換え、歩留まりを上げていくリーン・シンキングで解決します。

待ち行列による思考方法によって原材料から完成品までの流れ作業で処理させる方が効率も品質も高くなるという結果を得ました。

バッチ処理をしようとする思考とは戦わなければなりません。

端的にいえばその作物がもつ消費者ニーズに焦点をあてて考えて設計から受注そして納品までが流れるようにする方が今の組織や設備に焦点を当てるよりずっと良い結果になるということが判明したのです。

そこでわたしの経営する農業生産法人ではアグリマーチャンダイジングにおける使命を次の5つに要約いたしました。

① それぞれの野菜の価値を正確に定義づけること

② それぞれの野菜の価値の小川を定義づけること

③ よどみのない価値の小川を作り上げること

④ 消費者が私たち農家から価値をプルできるようにすること

⑤ 完全性を追求する事

これらを原則原理として完全に理解してすべてを結びつけることでアグリハックの効果を最大限に発揮して確実に改善を続けることができるようになると考えています。