播種時期並びに播種時の圃場条件と播種方法

10倍儲かる水稲「鉄コーティング栽培」
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播種時期

(1)播種時期の気温

移植栽培は「平均気温15℃」。

それに対して、直播種子は低温に強く「12.5℃」で可能になり移植前に播種できます。

新潟以北の場合

特に東北地方(新潟以北)では、登熟限界温度「出穂後40日間の平均気温20℃または最低気温10℃」を考えると、移植前に播種する。

新潟以南の場合

移植前後どっちでも良いですが、西南暖地で麦後の播種では、できるだけ早く播種する。

早播きの場合

地域の気温が 10℃以下での早播きは、出発芽日数が長くなるので、適期を確認して播種日を決める。

土壌水分の減少 

・両播種方法とも圃場の土壌水分が減少したら入水して、種籾の給水を確保します。

・圃場表面が乾き、ヒビが入らないように、常に落水状態土壌水分を100%に。

・土壌が乾燥して、ヒビ割れ状態になると出芽遅れや除草剤の効果が低下するので、注意します。

 播種をした後、圃場の枕地がやわらかく種籾が理没したり、スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)の

 心配があるときは、播種前に額縁明きょを掘り、出芽苗立ちの安定とスクミリンゴガイの被害軽減

 を図ります。

・溝切りが装備されているクボタ高速高精度播種機「鉄まきちゃん」を使用すれば、圃場の部分湛

 水の解消と圃場の入水、落水がカンタンにできます。

播種時の圃場条件

落水播種・湛水播種

・代かき後、自然落水した状態で播種する。

・播種作業が圃場の3分の2ほど終われば入水を初め、播種作業終了後は、浅水(5cm以内)管

 理して、除草剤の拡散土壌処理を促し、そのまま自然落水状態で出芽させる。

・湛水播種では、播種同時除草剤が拡散しますが、高速で播種すると水圧で土壌が種子を覆う恐れがあるので注意。

気をつけるポイント!

初中期除草剤の散布タイミングは重要です。

苗が小さく確認しにくいですが、適期散布で後期除草剤の散布が抑制できます。

播種作業

(1)播種量

<主食用>              <米粉・飼料米・飼料稲の専用品種>

10a当たり乾籾で2.5~4kg   乾籾で4~5kg

クボタ多目的田植機「直播部」および専用機による播種株間調節レバー(足元)で切り替え、5段階の調節ができます。直播栽培の場合は、45・50・60株/3.3㎡とし、寒冷地以外は、分げつが旺盛なので、株数をあまり多くしないようにします。

ダイヤルでロール開度を調節し、播種量を決定します。

3.3㎡当たり「50株」・「60株」の播種量とロール開度は、下の表のとおりです。

ここを注意!

品種等により多少異なるので播種前に落下量をかくにん。

(2)播種日の天候

・できる限り晴天、温暖な日に行う。

 作業の都合で曇天、少雨天に播種する場合

         ↓

種子が漏れないように注意

・種子および施肥、除草剤ホッパーに雨水が入らないよう留意します。

(3)発芽率と苗立数
 

・室内の発芽試験で、95~100%の種子を使用した場合、圃場での出芽率は、点播では70%以

 上(試験成績結果によると散播では50%、散播、条播、点播の平均で65%前後)が見込まれ、

 ㎡当たり苗立数75~110本を目標にします。これは、点播では、移植栽培の株当たり4~5本植

 えと同様の苗立数を見込んでいます。
 

・播種方法は、基本的にはクボタの高速高精度点播播種機「鉄まきちゃん」をお勧めしています。

 条播の場合でも播種量、苗立数は同様です。