鉄コーティングするときの施肥設計

10倍儲かる水稲「鉄コーティング栽培」
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鉄コーティング栽培に適合した施肥を心掛けましょう。

1.基肥施肥

施肥作業、位置によって「全層施肥」、「表層施肥」、「側条施肥」の3つに区分されます。

□全層施肥

秋耕うん―施肥―耕うん―入水―代かき

□表層施肥

秋耕うん―耕うん―入水―代かき―施肥

□側条施肥

播種時に施肥播種機で種子の側条土中に埋め込み施肥

稲の収量と品質を上げるのに重要なのは

            ↓

適切な穂施肥用と出穂後25日頃までの適正な水管理です。

コシヒカリの場合

・2回の穂肥と出穂後の水管理が収量・品質に大きく影響。

・6月以降の生育過剰を抑えて、基肥窒素量の減肥が必要です。

省力施肥、肥料節減には、側条施肥が効果的!

・播種同時に種子の側条3cm、深さ3~5cmの土中に場肥するため、肥料の流亡が少なく肥料の利用効率が高いので、発芽苗立ち後、初期生育が促進されます。

・全層、表層施肥に比べ、側条施肥では窒素成分で10~20%減肥できます。

2.施肥法

①全量基肥施肥により、穂肥労力が軽減でき省力的に行えます。

②慣行施肥(基肥+穂肥)に比べて、肥料の利用率が高いので、施肥量を1~2割減らせるとともに環境負荷軽減の効果も大きくなります。

③基肥施肥時に全量を施すので、施肥量が多すぎた場合は生育の過繁茂や耐病虫害抵抗性が減少し、倒伏や食味低下になる場合があります。

作物への肥効をコントロールできるように製造された化学肥料で、3種類に分類されます。

被覆肥料

水溶性肥料を硫黄や合成樹脂などの膜で被覆し、肥料の溶出量や溶出期間を調節したもの。被覆資材の種類や膜の厚さにより溶出量や溶出期間がコントロールできます。

化学合成緩効性肥料

肥料そのものが水に溶けにくく、微生物分解を受けにくいタイプ。IB、CDU、ウレアホルムなど土壌中で加水分解や微生物分解を受け有効化し、作物に利用吸収されます。分解の速さは肥料の粒の大きさにより調節できます。

硝酸抑制剤入り肥料

微生物による窒素の硝酸化成作用を阻害する薬剤を混合したもので、窒素の流亡を防ぎ、長期間土中に保持できます。

<被覆尿素の成分溶出のしくみ>

吸水・潮解した尿素が浸透圧によって被覆を通り溶出がはじまります。

溶出は被覆の厚さを変えることでできますが、LPやロングなどでは被覆に溶出調節剤を加え、より正確な溶出抽出をしています。

基肥―発肥料の施肥法

①「シグモイド型」被覆尿素で後期栄養を維持できます。一般的には100日タイプを使用します。

②基肥―発肥料は、被覆資材の分だけ肥料の容積(カサ)が大きく、比重が軽くなります。基準仮比重は0.9に設定してあります。有機入りでは、有機質を多く含んでいるため、仮比重0.7程度となります。

③側条施肥機では、肥料の仮比重に合わせて一般肥料より、調整開度を開け施肥量を設定します。

④基肥―発肥料は、窒素成分で「基肥が1」「穂肥は1~2」となっており、50%有機入り肥料は、「基肥1」に対し「穂肥0.5以下」となっています。低地力圃場では、つなぎ肥として、リニア型被覆肥料を配合したものを使用します。

⑤地力、栽培品種等をじゅうぶん配慮して関係指導機関、団体と相談して使用してください。

⑥倒伏に弱い品種や地力の高い水田、大豆などの転作跡水田では、じゅうぶん検討のうえ、基肥―発肥料を選択してください。これらの心配があるときは、従前の元肥+穂肥体系で対応します。