≪鉄コーティング≫ 本田初期の水管理

10倍儲かる水稲「鉄コーティング栽培」
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農家における水管理とは昔から「水やり3年」とか言われていて奥の深いものでございます。
そんなに奥深いならマニュアル化したり、少しでも情報共有していく必要があるはずなのにこの業界はとっても閉鎖的~。
 
失敗を繰り返しながらしか学べないものもあるから正しいけど、より上のステージにいくなら下駄ははきたいよね~ってことで水管理のポイントを紹介します。 

1.播種前後の水管理のポイント

鉄コーティング直播栽培の水管理キホン

この技術は、湛水はしません。

耕うん、入水、代かきを行う

    ↓

4日前後で自然落水を待って播種

    ↓

播種同時除草剤散布

上記のため、除草剤の拡散と土壌処理層の形成を図るために入水し、その後、自然落水します。

本田初中期の水管理では、強制落水することはなく、環境負荷が少なく環境に優しい技術です。

播種前後の水管理・圃場条件

播種前の圃場硬さと水管理は、代かき後、播種機の車輪跡に装備の溝切機で、きれいにV字型の溝がつく程度がよく、やわらかくなるとすぐに崩れたり、逆に硬すぎて溝切りが浅くならない程度が適当です。

播種後は、同時除草剤散布するので、播種作業終了後5cm程度入水して、除草剤の拡散を図り、圃場の田面が水面に出ないようにします。

播種同時除草剤散布と水管理

①オサキニ1キロ粒剤除草体系

播種後入水して、その後、出芽まで自然落水し、80%程度出芽したら、入水し浅水湛水管理する。

②サンバード1キロ粒剤・ヒエクリーン1キロ粒剤・ワンステージ1キロ粒剤+初中期除草剤体系

播種後入水して、その後、出芽まで自然落水し、80%出芽したら入水し浅水湛水管理して、イネが本葉1.5葉期に初中期除草剤を散布して、その状態で湛水管理する。

③スクミリンゴガイ発生地域でのオサキニ1キロ粒剤除草体系では、播種後入水して、その後、出芽まで自然減水して、3cm程度の状態で管理して、イネが5葉期以降で、食害発生の心配がなくなったら、移植並みの湛水管理にします。その後、雑草の発生状況を確認し必要に応じて中後期除草剤を散布します。

2.本田初期の水管理のポイント

・播種当日すぐ入水してしまうと、種子が土中に沈んだり、泥と一緒に動いたりする可能性がある。

・初期除草剤散布してありますが、1~2日間待って、土壌が安定してから入水。

気温が高い日、低い日、風の強い日が続くとき

・出芽し、入水後天気が良く気温が高い日は水を落とす。水温が上がり過ぎると、出芽種子が死んでしまうことがある。

・気温が低い日は、入水し、種子を保温し、出芽が促進します。

・風が強い日は、落水状態にしておくと、種子が乾燥したり、芽の白化、枯れの原因になります。

鳥害防止と除草剤の効果的管理

初中期除草剤散布後は、浅水(5cm程度)管理し、減水したら入水を繰り返し行います。深水管理するとカモの被害や「ころび苗」が発生し、活着が悪くなり、初期生育が遅れることがあります。

ワキや藻類、表土剥離の発生

・好天、晴天が続き、気温上昇とともに、地温が20~30℃に達すると土壌の還元が強まります。

・とくに春に多くの稲わら鋤き込みや表層施肥した場合、ワキや藻類、表土剥離が発生しやすくなり、発生したら、新しい水に入れ替えをするか、夜間落水し、翌朝入水すれば防止できます。

・降雨があれば、表土剥離は解消します。

アオミドロの発生

・清水で水温が低い場合に発生するアオミドロは水口周辺に多発生します。

・保温水管理や気温、水温が上昇により、アオミドロは自然消滅します。

・薬剤処理では「モゲトン粒剤」(稲3葉期以降に使用)を、多発する水口などに局所散布します。