≪鉄コーティング≫ 稲の倒伏

10倍儲かる水稲「鉄コーティング栽培」
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ここでは稲が倒伏する原因を知ることで防止する技術を紹介します。 

1.倒伏要因と防止対策

<要因>

①稲は出穂後、登熟期から成熟期にかけて倒伏が始まります。

発生の要因は「物理的(気象)影響」と「栽培管理技術」です。

②物理的な要因

登熟期にかけての、強風(台風)、大雨、暴風雨など

③病害虫(紋枯病、イモチ病、ニカメイチュウ、ウンカ、ツマグロヨコバイなど)発生被害により茎質、稈質が低下する

④生育中期(溝切り、中干し期…葉数7~8葉期)の水管理などの生育調整をじゅうぶん実施しなかった場合

⑤基肥施肥量が適正でなくて、生育過多や基肥一発施肥で生育調整がうまくできなかった場合

⑥移植では厚播き、植付本数過多や密植栽培で、茎数過剰により茎質(細く)不良の場合

⑦直播では、播種量が多く苗立数過剰や散播、条播により茎数が多く茎質が低下した場合

<対策>

①予期、予測できない台風、大雨、集中豪雨など物理的な場合は倒伏程度を軽減させる措置か、被害を軽減できる対策をとります。

②栽培管理技術で下位節間伸長や上位葉伸長を抑制します。

③高品質良食味米は(コシヒカリ、ひとめぼれ、あきたこまちなど)耐倒伏性が弱いため、栽植密度、播種量(直播)を多くしない。

④施肥方法では、生育調整の水管理(溝切り、中干し)がじゅうぶんできない圃場の場合、基肥量減肥や一発肥料を使用せず、基肥+穂肥(分肥)方法を実施し、圃場の地力を把握してから導入します。

⑤その診断は、収穫期の生育調査または、収穫後2株を保存して分解調査で診断を行ってください。

出穂前35~20日(最高分げつ期)に溝切り

中干しを行う

土壌水分60%(小ひび入る)程度まで実施

⑦穂肥は、出穂前18~12日に行うと下位節間伸長と倒伏の影響を軽減できます。

①点播では稲株がV字型に開張し、通光・通風がよく、良質茎が確保され、耐倒伏性が強くなります。

②また、生育中期以降の稲姿も移植栽培と遜色なく生育します。

2.点播と耐倒伏性

直播栽培の表面播種は、倒伏に弱いといわれていますが、従来の散播、条播の耐倒伏性に比べ、点播は移植並みの茎質、稈質を確保するとともに、生育相も株が開張し耐倒伏性が増します。

測定方法

①デジタルフォースゲージを稲株の地上部15cmのところにあてる。

②稲株に対する角度を直角に保ちながら45度に傾くまでゆっくりと押し倒す。

点播の落水管理をすると、条播に比べ「収量」、「籾数」が増加します。

落水出芽管理と湛水出芽管理では、落水出芽管理が収量も安定多収となります。