思えば私が農業に参入するきっかけとなったのがブドウでした。
最初はワインが作りたくてこの業界に飛び込んで我武者羅にやってきて気付ければそこそこ大規模な畑作農家になってました。
たまに山に入って仕事をするとヤマブドウにお目にかかることがあります。
このヤマブドウの古名は「えびかずら」や「エビヅル」といいます。
日本の色の名前では色名に葡萄色と書いて「えびいろ」と読ませる色があります。
これは鈍い赤紫ということですが「えび染め」や「えび紫」とかなら聞いたことがある人も多いと思います。
もう一つなじみ深いのが葡萄唐草でしょうか。
この唐草模様って昔は暮らしの中でもいろいろと使われていました。
しかし今はだんだんと忘れられています。
ちなみに一般家庭でのブドウの年間購入量はミカンやリンゴに比べるとぐんと少ないです。
わたしの思いとしてはワイン醸造は少し先の夢として暖めておくとしても美味しい生食用のブドウをたくさん作ってもっとたくさん食べていただけるよう努力したい!
そう思います。