農業気象学

年収1000万の農家になるまでに僕が読んだ100冊の本
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気象は農業生産を左右する極めて重要な環境要素である。

国内および世界各地の農作物、家畜や森林、その他すべての動植物の生息と分布を一義的に決めているのは、地球上の気象・気候条件である。

農業気象学はこの気象と気候を農業生産に結び付け、生産の向上と安定を図る技術を開発するための学問である。

また、気象条件は常に変動し、天候変動の幅が異常に大きい場合には、気象災害となって農業生産に障害を与え、時には農業の生産基盤をも破壊することがある。

この天候変動の幅は、地球上での人間活動の増大により、一層大きくなることが心配されている。

わたしの経営する農業生産法人でも、近年の震災などによる被害のこともあり、天候変動についてはとくに気になるところであり、常に考えなければならないテーマである。

ところが気象要素は、人為的に管理する手段にも自ら限界があり、人為的管理を支援する産業も事業も、他に比べてあまり発達していない。

農業気象の分野では「気象管理技術」ともいえる気象の生産技術化が大幅に立遅れているとはいえ、生産の向上と安定のためには、気象環境にも気象・気候利用技術や気象改良技術がなければならない。

戦後、地面におけるエネルギー・物質の交換を研究する接地気象物理学が長足に進歩し、耕地微気象の合理的改良技術が多数発達、施設園芸などが急速に普及してきた。

農業気象学は、現在多くの大学農学部の生物生産学科、資源生物学科、農業工学化、農芸化学化、農業経営、経済学科などで講義されている。これは農業生産のすべての局面に気象・気候条件が関係していることを考えると当然なことであろう。